弔電を祖母・祖父に送る際の基本マナーとは?注意点なども併せて紹介
#お悔やみ・葬儀・法事・法要
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そこで今回は、祖母や祖父に弔電を送る際の基本マナーなどについて解説します。
また、弔電をこれまでに送ったことがない人のために、弔電を送る際の注意点も併せて紹介します。故人へのお別れの気持ちをしっかりと伝えられるよう、ぜひこの記事を参考にしてください。
■祖母や祖父の訃報、弔電は送るべき?
祖母や祖父の急な訃報に触れた際は、本来であればすぐに駆けつけることが理想です。しかし、遠方に住んでいる場合や、仕事や学校の予定があってすぐに駆けつけられない場合もあるでしょう。また、最近では新型コロナウイルスへの懸念があり、長距離の移動や人が集まる場所に行くことに不安を抱えている方もいます。
そのようなときは、たとえ身内であっても弔電を送りましょう。そして後日あらためて弔問するようにします。
■祖母・祖父への弔電は、いつ、どこへ、誰宛てに送る?
ここからは弔電を送る際の基本ルールについて解説します。弔電は、お通夜や葬儀に参列できない際などに、故人やご遺族に対しお悔やみの気持ちを伝える手段の一つです。
人とのお別れは前もってわかるものではなく、突然やってくるものです。それはご家族でも例外ではありません。いざというときに焦らなくて済むよう、しっかりと弔電を送る際の手順を覚えておきましょう。
◇【祖父母への弔電】いつまでに送る?
送られてきた弔電は、告別式で読み上げられることが一般的です。葬儀場での準備なども考慮し、できればお通夜までに、遅くとも葬儀開始までには届くように手配しましょう。
弔電のお申し込みは、インターネット、から可能です。
◇【祖父母への弔電】どこへ送る?
葬儀が行われる場合、弔電は必ず葬儀会場に送りましょう。スムーズに弔電を手配するためにも、訃報に接した際には、通夜や葬儀・告別式の住所と日程、そして喪主を早い段階で確認しておきます。
悲しい知らせで急に思い至らないかもしれませんが、できる限り迅速に弔電の手配を進めるようにします。
◇【祖父母への弔電】誰宛てに送る?
弔電を送る際には、宛名の記載にも注意が必要です。一般的に、弔電の宛名は“故人”ではなく、“喪主”のフルネームとします。
例えば、祖母が亡くなり、自分の父親が喪主を務める場合、弔電の宛名は父親となります。
弔電は、喪主の方に対して弔意(ちょうい)を表す意味が込められています。故人の名前宛てで送ることはマナー違反となりますので、十分に注意しましょう。
弔電を送る際の基本マナーについてより詳しい情報が知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
参考記事:弔電の送り方(マナーや文例・宛名・いつ送るか)を解説
■祖母・祖父に弔電を送る際の基本マナーと注意点
弔電には特有のしきたりやマナーがあります。故人へのお別れの気持ちを失礼のないように伝えるため、弔電を送る際の基本のマナーや注意点を確認しておきましょう。◇敬称に注意する
弔電は、故人ではなく喪主に送るものです。そのため、弔電の文中で使う、故人に対する敬称に注意しましょう。文中では、差出人(自分)からみた故人の関係性ではなく、受取人(喪主)からみた故人の関係性によって敬称は変わります。
例えば、亡くなったのが差出人(自分)の祖父母であったとしても、喪主が伯父である場合は、故人に対して「ご尊父様・ご母堂様」「お父様・お母様」などの敬称を用います。
受取人(喪主)と故人との関係性を表すおもな敬称は、以下のとおりです。
- ・祖父:ご祖父様
- ・祖母:ご祖母様
- ・父:ご尊父様・お父様・父上様
- ・母:ご母堂様・お母様・母上様
- ・夫:ご主人様・ご夫君様
- ・妻:奥様・奥方様
ただし、関係性が近い場合は、他人行儀な敬称は使わず、「おばあさま・おじいさま」「おばあちゃん・おじいちゃん」などとするのが一般的です。
◇忌み言葉の使用を避ける
忌み言葉とは、弔事や慶事に不相応な不吉な言葉を指します。弔電では、死や病気、不幸が続くことを連想させるような言葉の使用を避けましょう。
- ・重ねて
- ・たびたび
- ・何度も
- ・また
- ・くれぐれも
- ・死亡
- ・生きていたころ
- ・生存中
これらの言葉を使う場合は、「ご逝去」「ご生前」「お元気なころ」といった言葉に置き換えましょう
◇故人が信仰していた宗教にも配慮する
故人が信仰していた宗教によっては、弔電で用いるにはふさわしくない言葉があります。
例えば、仏教以外を信仰していた場合は、仏教用語の「成仏」「供養」「往生」「ご愁傷様」などは使わないようにしましょう。
また、故人が神道やキリスト教を信仰していた場合は、「ご冥福をお祈り致します」という文言も避ける必要があります。
宗教ごとに細かなルールがあるため、故人の信仰していた宗教を確認したうえで弔電を送るとよいでしょう。
■祖母・祖父に送る弔電の文例
続いて、祖母・祖父に送る弔電の文例を紹介します。弔電のメッセージは、祖母・祖父との生前の思い出を振り返り、お悔やみの気持ちを添えて、心のこもったものにしましょう。文例【フォーマル・敬称あり】
ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り致します。喪主様をはじめ、ご落胆のことと存じますが、どうぞご自愛くださいませ。これまでのご厚意、誠にありがとうございました。文例【セミフォーマル・敬称あり】
ご尊父様の突然の訃報に接し驚いております。また、信じたくない思いでおります。ご冥福をお祈りいたします。長年、「家族のため」と精一杯働いてくださり、本当にありがとうございました。文例【セミフォーマル・敬称なし】
共に過ごした思い出が多く、在りし日の思い出は尽きません。すぐにでも駆けつけるべきでしたが、遠方におり、最後のお別れもできず残念でなりません。文例【セミフォーマル・敬称なし(関係性が近い場合)】
訃報に触れ、悲しみでいっぱいです。いつもあたたかい笑顔で迎えてくれたおばあちゃん。おいしい料理をたくさん作ってくれてありがとう。おばあちゃんのように優しい人でいたいと思います。■祖母・祖父への弔電に~想いが伝わる5つのお悔やみ電報
最後に、祖母・祖父への弔電として、感謝の想いが伝わる電報を紹介します。しずく(蝋燭+線香付き)
石鹸素材でできた「リフレッシュフラワー」付きの電報です。哀悼の想いを表現し、涙型の花器に紫を基調としたアレンジメントをあしらったデザインです。カメヤマローソク、備長炭のお線香と一緒にお届けします。
いのり(蝋燭+線香付き)
「しずく」と同じように、ソープ素材でできたリフレッシュフラワーです。シルバーの花器に紫を基調としたアレンジメントを施しました。カメヤマローソク、備長炭のお線香付きです。
ピュアメモリー(蝋燭+線香付き)
純白の陶器に、白を基調としたプリザーブドフラワーを敷き詰めた、洗練された印象のフラワー電報です。悲しみのなかに慰めの気持ちを忍ばせてお届けします。歴史に裏付けされた品格と品質のカメヤマローソク、消臭成分配合で煙も香りもほとんどない備長炭のお線香も付いています。
エターナリー(蝋燭+線香付き)
キャンディーマムの黄色や、アジサイのピンクが彩りを添える、プリザーブドフラワー付きの電報です。故人を偲ぶとともに、喪主の方への励ましの想いを込めて送るのに最適です。こちらも、カメヤマローソク、備長炭のお線香と一緒にお届けします。
刺繍 菊麗(蝋燭+線香付き)
高級感のある刺繍ポーチ(巾着袋)が台紙となった電報です。ほどよい色合いで、菊の花を上品にあしらった刺繍が施されています。刺繍ポーチは取り外して、巾着袋としても使用できます。カメヤマローソク、備長炭のお線香とともにお届けします。
■まとめ
祖母や祖父の訃報にはすぐにでも駆けつけたいところですが、どうしてもそれが叶わない状況もあるでしょう。そんなときは弔電を送り、悲しみやこれまでの感謝の気持ちを伝えましょう。
急な出来事のため、細かなルールやマナーを守ることが難しい場合もあると思います。いざというときに焦ってしまわないためにも、この記事を参考に、弔電の基本を確認しておくと安心です。
弔電は、大切な故人に想いを伝えるためのものです。故人が生前に信仰していた宗教にも配慮し、故人の好みのデザインの弔電を選んで、弔意を表しましょう。
その他の弔電ラインアップは、弔電・お悔やみ電報ページからご確認いただけます。