弔電は連名で送ってもよい?4つの注意点とふさわしい電報一覧を紹介
#お悔やみ・葬儀・法事・法要
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そこで今回の記事では、弔電を連名で送ってもよいシーンや、弔電を連名で送るときの注意点について詳しく解説します。
連名での弔電手配を検討している方や、弔電を送る際のマナーについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
■弔電は連名で送ってもよい?
なんらかの事情により、お世話になった方の葬儀に参列できないときは、弔電を送るのが一般的です。その際、必ずしも個人名で弔電を手配する必要はありません。複数人の連名で弔電を送ることも可能です。例えば、同じ会社の社員に不幸があったときなどは、個人名でバラバラに弔電を送るよりも、部署のメンバーと連名にして送るほうがスマートなケースもあるでしょう。
その他には、親戚への弔電を兄弟姉妹で連名にする場合、故人と親交の深い友人同士で連名にする場合など、さまざまなシーンが考えられます。
マナー上は「何人まで連名可」といった明確な決まりはないため、弔電の受取人や故人との関係性を考えたうえで、個人名と連名のどちらで弔電を送るのか決めてください。
なお、連名で弔電を送る際は、個人名で弔電を送るときよりも相手への「気遣い」が必要になります。そのため、連名で送る際の注意点は事前に確認しておきましょう。
■弔電を連名で送るときの4つの注意点
弔電を連名で送る際の注意点には、以下の4つが挙げられます。連名での弔電手配が初めての方は失礼にならないよう、しっかりと頭に入れておきましょう。◇経営者や上位役職者は個別に弔電を送る
取引先など会社関係の方に弔電を送る際には、細心の注意が必要です。経営者や上位役職者を含めた連名で弔電を送ってしまうと、「簡易的にすまされた」「常識がない」ととらえられ、相手に不快感を与えてしまう恐れがあります。
「○○株式会社△△営業部一同」といった連名の弔電を送るのは問題ありませんが、経営者や上位役職者は、個別名義の弔電をそれぞれ送るのが望ましい対応です。
また、会社として弔電を送るときは、どういった名義で手配するのかルールが決まっているケースがあります。社内ルールを事前に確認しつつ、弔電を送る相手との関係性を踏まえて、失礼のない対応を心がけてください。
◇夫婦は連名にしないのが基本
夫婦で弔電を送りたいときは、連名にせず世帯主名だけを書くのが一般的です。
同一世帯にもかかわらず夫婦連名にしたり、夫婦それぞれが個別に弔電手配をしたりすると、「別居状態にあるのでは?」と誤解を招く恐れがあります。どうしても夫婦連名の弔電を送りたいときは、夫の氏名から順に並べて書いてください。
ただし、妻の知人宛に弔電を送るときは、夫の名義だと誰からの弔電なのかわからなくなってしまうかもしれません。そのような場合は、弔電の受取人側の混乱を防ぐために、妻の名義で弔電を手配するほうがよいでしょう。
◇連名の人数によって書き方を変える
弔電の差出人名の適切な書き方は、連名の人数によって異なります。
・3人以下の連名にする場合
3人以下の連名にするときは、目上の人から順に並べて氏名を書きます。
例えば、社内の人でまとまって連名にするときは、役職が上の人から順に書きましょう。兄弟姉妹や特に役職などがない場合の連名は、年齢順で書くとよいです。
・4人以上の連名にする場合
弔電の差出人が4人以上の場合は、全員の氏名を書くのは難しいため「○○一同」とまとめて書きます。いくつか例を挙げるので、参考にしてみてください。
・○○株式会社△△支店一同
・○○大学同窓生一同
・○○サークル一同
◇差出人の住所や連絡先を書く
弔電を送るときは、個人名・連名に関係なく、必ず差出人の住所と連絡先を記載します。
しかし、「○○一同」として大人数の連名で弔電を送る場合、全員の住所と連絡先を明記するのは難しいでしょう。この場合は、代表者を1人決めて、その人の住所と連絡先を書いてください。
弔電を受け取ったご遺族が、お礼状などを手配する際の手間を減らすことが目的のため、忘れないようにしましょう。
■連名で送るのにふさわしい弔電4選
連名で弔電を送るなら、一般的な弔電よりもワンランク上の弔電を選ぶのがおすすめです。ここでは、連名にしても見劣りしない、特別感のある弔電を4つ紹介します。漆芸 銀捧花(蝋燭+線香付き)
弔電の受け取り後は小物入れとして活用できる、高級感のある漆電報です。漆黒の台紙に上品な花の絵が描かれたフォーマルなデザインとなっており、目上の方や特別な方への弔電にふさわしいでしょう。
高品質なカメヤマローソクと、消臭成分を配合した備長炭のお線香が付いています。豪華な弔電を検討されている方におすすめです。
伊万里焼 青の花(蝋燭+線香付き)
弔電台紙に伊万里焼の小皿を入れ込んだ、少し変わったデザインの電報です。青地に白い百合の花が描かれた伊万里焼は、弔電として受け取ったあとは小物入れにできます。青い台紙に描かれたトンボから、どこか懐かしさを感じられるデザインになっており、旧友への弔電におすすめといえるでしょう。
確かな品質のカメヤマローソクと、煙や香りが気にならないお線香がセットになっています。
しずく(蝋燭+線香付き)
悲しみを表現する「涙のしずく型」の黒い花器に、紫色でまとめたソープフラワー・アレンジメントを施した美しい弔電です。お花は香りの付いた石鹸素材でできています。生花よりも長く鑑賞できるため、ご遺族の深い悲しみにそっと寄り添えるでしょう。
こちらもカメヤマローソクとお線香が付いています。弔電とともに、お花で故人の冥福を祈りたい方におすすめの電報です。
いのり(蝋燭+線香付き)
シルバーの花器に、アレンジメントした香り付きのソープフラワーをあしらい、弔電と一緒にお届けします。淡い紫色が優しい雰囲気を放つアレンジメントは、ご遺族の深い悲しみを慰めてくれることでしょう。
高品質なカメヤマローソクと消臭成分配合のお線香がセットで付いており、故人への哀悼の意が伝わります。
■まとめ
弔電を複数人の連名で送っても、基本的には失礼にあたりません。ただし、弔電を受け取るご遺族に配慮した対応を心がけるのがポイントです。例えば、経営者や上位役職者が会社関係の方に弔電を送るときは、連名ではなく個別名義で手配するほうがよいでしょう。社内のルールを確認したうえで、相手に失礼のない弔電の送り方を考えてください。
また、夫婦で連名の弔電を送るケースも一般的とはいえません。できるかぎり世帯主の名義で弔電を送ったほうが、違和感なく相手に受け入れられるでしょう。
連名で弔電を送る際は、人数によって差出人の書き方が異なることや、住所と連絡先を必ず書き添えることを忘れずに手配してください。
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連名で弔電を送るときは、一緒に「供花」を手配するのもおすすめです。
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