結婚式の祝電は新郎新婦から依頼してもよい?基本マナーと依頼メールの文例を紹介
#結婚式・ウェディング
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しかし新郎新婦のなかには、「自分たちの結婚式に祝電が届かなかったらどうしよう……」と、不安を感じている方もいるかもしれません。結婚式のときに友達や会社の関係者に祝電を送ってもらいたい場合は、自分たちから依頼してもよいものなのでしょうか。
この記事では、結婚式にあたって祝電を依頼することの是非やマナーを紹介します。
■結婚式の祝電は依頼してもよいの?
大前提として、結婚式を挙げる新郎新婦が「祝電を送ってほしい」と依頼してもよいものなのでしょうか。まずは、基本的な祝電の考え方について見てみましょう。◇直接依頼することは避けたほうが無難
新郎新婦からの祝電の依頼は、「絶対にやってはいけないこと」とはいえませんが、お祝いの気持ちを強要することになりかねないため注意が必要です。相手の気持ちに配慮するのであれば、直接口頭で「自分の結婚式に祝電を送ってほしい」と、伝えることは避けたほうがよいでしょう。
祝電が少ないことを恥ずかしく思う方もいるかもしれませんが、そもそも参列者が「この結婚式は祝電が少ないな」と意識することはありません。したがって、祝電の数を気にする必要はないのです。
祝電に気を取られて不安になるよりも、大切な結婚式や披露宴を楽しむことに集中したほうが、すてきな思い出になるでしょう。
◇祝電を依頼したいときは上司に相談を
仕事の関係などで、どうしても祝電を依頼したいときは、自分が勤めている職場の上司や総務に相談しましょう。企業によっては慶弔事の電報について社内規定に定めて、依頼すれば応じてくれる場合があります。ただし、必ず対応してくれるとは限らないため、過度に期待しないことが大切です。
親しい友人や家族に対しては、祝電を依頼しないほうが無難でしょう。出席するつもりでいる方や、もともと送るつもりでいる方に依頼すると相手を不快にさせてしまうほか、そもそも送るほどの間柄ではないと思われているおそれもあるためです。
どのような間柄の方に依頼するにせよ、どうしても祝電を送ってもらう必要がある場合は、次章で紹介するマナーを意識してお願いしましょう。
■結婚式の祝電を依頼する際のマナー
前述したとおり、新郎新婦からは祝電の依頼をしないのが一般的ですが、事情があって依頼したい場合は、マナーに配慮したうえでお願いすることが大切です。ここでは、結婚式の祝電を依頼するときのマナーについて解説します。失礼がないように正しい依頼の仕方を押さえておきましょう。
◇祝電を依頼する方法に配慮する
社内や取引先の方などに祝電を依頼したいときは、送ってもらいたい本人に直接依頼するのではなく、上司を通して社内や取引先担当者にその旨を伝えましょう。直接口頭で伝えるだけでは送り先や日程が伝わりにくいため、口頭でお願いしたあとにメールかFAXで詳細を送っておくと安心です。
ただし、会社によっては個人の希望への対応が難しい場合もあるため、注意しましょう。強要になってしまわないよう、控えめに依頼することを心がけてください。
◇祝電を依頼する方法に配慮する
祝電を依頼するときは、スムーズに手配してもらえるよう、必要な情報をしっかりと伝えましょう。
- 新郎新婦の名前と連絡先
- 役職
- 会場と日程
- 開始時刻
- 式場の住所
- 式場の電話番号
おめでたい話題であるとはいえ、文章は簡潔にまとめることを意識してください。
◇余裕をもって早めに依頼する
電報の依頼は、結婚式の2週間前を基本とし、遅くとも1週間前までにはメールを送るようにしましょう。連絡があまりに早すぎると忘れられてしまうおそれがあり、逆に遅すぎると準備が間に合わなくなるおそれがあるためです。
特に、結婚式の直前には依頼しないように注意しましょう。相手にとって大きな負担になりかねないため、依頼の連絡は余裕をもって行うことを心がけてください。
◇丁寧な依頼を心がける
祝電を依頼するときは、「必ず送ってほしい」「結婚を祝ってほしい」などと伝えることは避けましょう。お祝いの気持ちを強要することになるうえに、相手からの印象が悪くなってしまうおそれがあります。
電報の依頼は、相手の事情を考慮しながら、控えめな伝え方をすることがマナーです。断られても素直に受け入れ、理由を聞いたり食い下がったりしないように気を付けましょう。また、取引が少ない企業や関係性が薄い企業には、祝電の依頼を避けるほうが無難です。
■祝電を依頼する際のメールの文例
ここでは、電報を依頼するときのメールの文例を、2パターンに分けて紹介します。なお、依頼メールは新郎新婦ではなく、上司や総務部などからの送信が一般的です。本人が自己判断で送信しないように気を付けましょう。
◇【社内】祝電を依頼するメールの文例
件名:祝電のお願い
本文:
総務部 ○○部長
お疲れさまです。
営業部一課の△△です。
このたび、営業部一課の主任□□□□さんが社外の■■■■さんとご結婚されることとなりました。
突然のことで大変申し訳ございませんが、2人のためにはなむけの祝電をお願いできますでしょうか。
勝手なお願いではございますが、何卒ご配慮のほど宜しくお願い致します。
結婚式の詳細を記載致しますので、ご確認いただけますと幸いです。
日程:20XX年X月X日
開始時刻:15時00分
会場名:◇◇ホテル
会場住所:東京都新宿区……
式場電話番号:03-0000-0000
ご不明点がございましたら、私△△までご連絡くださいませ。
以上、宜しくお願い致します。
◇【社外・取引先】祝電を依頼するメールの文例
件名:お知らせ
本文:
お取引先各位
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび弊社代表取締役社長○○の長男□□□□と、経理部■■■■の婚礼を行うことになりました。
誠に勝手なお願いで恐縮ではございますが、両名の新しい門出にはなむけの祝電をいただければ幸いに存じます。
突然のことで大変申し訳ございませんが、何卒ご配慮のほど宜しくお願い申し上げます。
敬具
記
日程:20XX年X月X日
開始時刻:15時00分
会場名:◇◇ホテル
会場住所:東京都新宿区……
式場電話番号:03-0000-0000
以上
なお、ご不明点がございましたら、総務部△△(090-0000-0000)までお問い合わせくださいませ。
今後とも末永くお付き合いくださいますよう、宜しくお願い申し上げます。
■祝電を依頼したら、あとの対応にも気を配る
祝電を依頼した場合は、電報を送ってもらって終わりではありません。ここでは、祝電を依頼したあとに心がけたい対応を紹介します。◇すぐにお礼の連絡をする
結婚式のあとは、すぐにお礼の連絡をしましょう。期間が空くと失礼に思われるおそれがあるため、できるだけ早く感謝の言葉を伝えてください。
結婚式後は何かと忙しくなることが多いですが、可能であれば2~3日以内の連絡がベストです。メールよりも電話や対面で直接伝えることが望ましいため、しっかりとスケジュールを調整しておきましょう。
◇同じような依頼があったときは快く応じる
もしも、祝電の依頼に応じてくれた企業から同様の依頼があった場合は、可能な範囲で快く応じることがマナーです。いざというときに恩返しができるよう、対応してくれた企業をまとめておき、上司などを通して会社で共有しておくと対応しやすくなるでしょう。
もちろん、それ以外の企業であっても、可能であれば依頼に応じるとよいでしょう。対応可能な範囲を社内で共有しておき、共通認識を持っておくとスムーズです。
■祝電の依頼をするなら、相手の事情を尊重することが大切
新郎新婦が結婚式の祝電を依頼することは、あまり一般的ではありません。しかし、何かしらの理由により依頼が必要なときは、上司や担当者を通すことで祝電を依頼できるケースもあります。ただし、会社の方針により対応できない場合もあるため、強要にならない範囲でお願いするのがマナーです。相手の事情を尊重して、控えめに依頼することを意識しましょう。
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