ペットを亡くした友人に弔電を送ってもよい?押さえておきたいマナーとシーン別の文例を紹介
#お悔やみ・葬儀・法事・法要
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今回は、友人のペットが亡くなったときに送る弔電について解説します。ペットの弔電はあまり馴染みのないものですが、大切な方の心を少しでも癒すために活用してみてください。
■ペットが亡くなった友人に弔電を送ってもよい?
そもそも、ペットが亡くなったときに弔電を送ってもよいのでしょうか。まずは、ペットが亡くなったときの弔電の考え方について見ていきましょう。◇ペットが亡くなった友人に弔電を送っても問題ない
ペットは、飼い主にとって大切な家族の一員です。家族を亡くすことは大きな悲しみであるため、ペットが亡くなったときに弔電を送ることは決しておかしなことではありません。
かけがえのない存在であるペットが亡くなった場合は、マナーを押さえつつ、友人の心に寄り添うメッセージを送ることが大切です。ギフトが付いている弔電であれば、より気持ちが伝わるでしょう。
◇相手の負担になりそうな場合は弔電を控える
ペットに関することはデリケートな問題であるため、無理に弔電を送る必要はありません。
「相手の負担になりそう」「気持ちに寄り添えるか不安」という場合は、一言メールを送ったり対面したときにお供え物を渡したりすることで済ませても問題ないでしょう。相手の気持ちに十分配慮して対応することが重要です。
■ペットが亡くなった友人に弔電を送る際のマナー
大切な家族を亡くした友人の気持ちに寄り添うためにも、マナーや注意点を守って弔電を送ることが重要です。とはいえ、ペットを亡くした方に弔電を送る機会はなかなかないため、どのような点に気を付ければよいか悩んでしまうことでしょう。そこで、ペットが亡くなった友人に弔電を送るときのマナーについて解説します。
◇ペットや飼い主に寄り添った内容にする
家族であるペットを失った友人や、亡くなったペットに寄り添った言葉を伝えるよう意識してください。弔電で「自分も同じように寂しい」と伝えることで、「一人じゃないんだ」と安心してもらえるでしょう。
ただし、こちらの意見を述べたり過度に共感したりすると、相手の負担となることがあります。
大事なのは寄り添う気持ちです。弔電で温かい言葉をかけつつ、次回会ったときにゆっくりと話を聞くなど、友人の心の支えとなる方法を考えましょう。
◇なるべく早いタイミングで送る
ペットの葬儀や法要は身内だけで行われることが多いため、人間の葬儀のときのように送るタイミングに神経をとがらせる必要はありません。ただし、法要の日程などを明確に伝えられた場合は、それに間に合うように手配できるとよいでしょう。
法要などを実施する予定がなければ、なるべく早く届けたほうがよいですが、なかにはそっとしておいてほしいと考える方もいます。大きな花を贈ったり周囲に声をかけて大勢で弔電を送ったりと、大事にしすぎないように注意してください。
◇負担になりにくい贈り物を選ぶ
弔電と一緒にお供え物などを送る場合は、相手の負担にならないように気を付けましょう。あまりにも高額だったり贈り物が多すぎたりすると、相手に気を使わせてしまうことになります。高くても3,000円くらいを目安に選ぶとよいでしょう。
贈り物には、花やキャンドル、線香などの定番のものもよいですが、思い出を飾れる写真立て、ペットが好きだったおやつなどもおすすめです。
■ペットが亡くなった友人に送る弔電の文例
ここからは、ペットが亡くなった友人に送る弔電のメッセージを紹介します。どのような言葉をかけたらよいかわからない方は、ぜひ文例を参考にしてみてください。◇ペットが寿命で亡くなった場合の文例
○○ちゃんのこと 心からお悔やみ申し上げます
たくさんの愛情を注いでくれるあなたと過ごせて ○○ちゃんは本当に幸せでしたね
これからはお空でお友達と駆け回りながら
あなたのことを見守ってくれることでしょう
私にできることがあればいつでも連絡してね
いつも玄関先まで迎えに来てくれる○○ちゃんが 私も大好きでした
あなたのもとで天寿をまっとうできた○○ちゃんは幸せものです
お空で安らかに過ごせますように
◇ペットがその他の理由で亡くなった場合の文例
○○ちゃんのこと 寂しくなります
あなたとご家族に出会えたこと そして一緒に過ごせたことは
○○ちゃんにとって幸せなことだったと思います
あなたも○○ちゃんも精一杯頑張ったね おつかれさま
ご家族の気持ちを思うと とても胸が痛みます
○○ちゃんは あなたといるときいつも笑顔だったね
あなたとご家族に出会えて一緒に時間を過ごせた○○ちゃんは
きっとうれしかったと思うよ
心よりご冥福をお祈り申し上げます
■ペットの弔電を送る際に気を付けたいポイント
最後に、ペットの弔電を送る際に気を付けたいポイントを紹介します。友人に悲しい思いをさせないよう、以下4つのポイントを意識してください。◇重ね言葉や忌み言葉を避ける
弔電を送るときは、不幸が重なることを連想させる重ね言葉や、縁起が悪い忌み言葉の使用を避けましょう。
以下に重ね言葉と忌み言葉の一例を挙げておくので、メッセージを考えるときには十分に注意してください。
・重ね言葉:
いろいろ、重ね重ね、くれぐれも、ますます、度々、わざわざ
・忌み言葉
死ぬ、切れる、終わる、消す、短い、分ける、去年、引き続き
こういった言葉を使いたい場合は、別の表現に言い換えられないか考えてみましょう。
◇宗教や宗派に配慮した言葉づかいをする
重ね言葉や忌み言葉のほかにも、弔電では気を付けたい言葉があります。それは宗教に関連する言葉です。
仏教やキリスト教など、宗教ごとに使用を避けるべき言葉がいくつかあるので、以下に配慮しながらメッセージを作成しましょう。
・仏教の場合に避ける言葉:迷う、浮かばれない
・仏教(浄土真宗)の場合に避ける言葉:冥福、霊前
・キリスト教・神道の場合に避ける言葉:冥福、成仏、供養、往生、合掌、弔う
言葉づかいに迷ったら、どの宗教でも使える「哀悼の意を表します」という表現を使うとよいでしょう。
◇句読点は使用しない
区切りや終わりを意味する句読点は、電報に使用すると縁起が悪いと思われるおそれがあるため注意しましょう。近年は気にしない方が増えているようですが、なかには習わしを重んじる方もいるため、不安なら使わないほうが無難でしょう。
句読点は、改行やスペースで代替できます。
◇かけてはいけない言葉に気を付ける
ペットを飼っていない方には理解しにくいかもしれませんが、飼い主にとってペットは唯一無二の存在です。子どものようにかわいがっていたペットが亡くなったときは、「新しい子を迎えればよい」「早死してしまってかわいそうだね」など、不快な気持ちにさせる言葉をかけないように注意しましょう。
また、死因を尋ねたり後悔を抱かせるような言葉をかけたりすることも、避けてください。ペットを失ったつらさは本人にしかわかりませんが、自分の疑問や意見は置いておき、相手を配慮した言葉をかけることが大切です。
■ペットが亡くなった友人に弔電を送って心に寄り添おう
弔電は人間だけではなく、ペットが亡くなったときにも送ることが可能です。相手の心に寄り添い、負担をかけない内容のメッセージを送るよう心がけましょう。飼い主の気持ちを傷付けないようにするためにも、弔電のメッセージや言葉づかいには十分な注意が必要です。贈り物なども活用しながら、相手の気持ちをいたわれる弔電を送ってみてください。
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