弔電でよく見られる表現・文言の読み方、意味を全解説
#お悔やみ・葬儀・法事・法要
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■そもそも弔電とは?
弔電(ちょうでん)とは、亡くなった方の訃報に際し、ご遺族にお悔やみの気持ちを伝えるメッセージのことです。仕事や場所などの都合で、お通夜や葬儀、告別式に参列できないときに弔電を手配します。弔電は喪主宛で、お通夜や葬儀、告別式が行われる会場に送るのが基本です。インターネットやFAXで注文すれば、最短でその日のうちに弔電を送れます。
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弔電の送り方や基本マナーについては、下記の記事で詳しく説明しています。送り方の手順、宛名の書き方、すぐに活用できる文例を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
関連記事:弔電の送り方(マナーや文例・宛名・いつ送るか)を解説
■弔電でよく見られる漢字の読み方(1)弔電特有の表現
ここでは、弔電でよく使われる漢字を一覧で紹介します。正しい読み方と意味を確認して、弔電のメッセージ作成にぜひお役立てください。・衷心(ちゅうしん):心の中、まごころ、心から
文例「○○様のご逝去に際し 衷心よりお悔やみ申し上げます」
・合掌(がっしょう):顔や胸の前で両手の掌を合わせて礼拝すること
文例「お別れにも伺えず残念でなりません 遠方から合掌させていただきます」
・哀悼(あいとう):人の死を悲しみ、悼むこと
文例「○○様のご訃報に接し 心から哀悼の意を表します」
・拝察(はいさつ):「推察」のへりくだった言い方
文例「ご遺族の皆様のお悲しみいかばかりかと拝察致します」
・厚情(こうじょう):心からの深い思いやり、厚いなさけ
文例「ご生前のご厚情に深く感謝するとともに 心からご冥福をお祈り致します」
・弔問(ちょうもん):ご遺族を訪問してお悔やみを伝えること
文例「弔問かなわぬ非礼をお詫びし 遠くから心よりご冥福をお祈り致します」
・急逝(きゅうせい):急死、急に死ぬこと
文例「○○様のご急逝の報に接し 驚きを禁じ得ません」
・茫然自失(ぼうぜんじしつ):あっけにとられて我を忘れること
文例「○○様の悲報に接し 茫然自失としております」
・痛惜(つうせき):ひどく悲しみ惜しむこと
文例「幾多のご厚情をうけながら ご恩返しもできず 痛惜の念でいっぱいです」
・心痛(しんつう):心を痛めること、ひどく心配して深く思い苦しむこと
文例「ご家族の皆様のご心痛をお察し申し上げますとともに 心からご冥福をお祈り致します」
・御許(おんもと、おもと、みもと):そば
文例「神の御許に召されました故人が 安らかに憩われますよう 心からお祈り申し上げます」
・惜別(せきべつ):別れを惜しむこと
文例「○○様のご逝去に際し 惜別の念を禁じ得ません 謹んでお悔やみ申し上げます」
・夭折(ようせつ):若くして死ぬこと
文例「○○君のご夭折を知り 言葉を失っております」
・在りし日(ありしひ):亡くなった人が生きていたとき、生前
文例「在りし日のお姿を偲び 心よりご冥福をお祈り致します」
■弔電でよく見られる漢字の読み方(2)敬称
弔電の文章を作成する際には、故人に対する呼び方として「敬称」を使用します。このときに注意したいのが、故人と喪主との関係性によって故人への敬称が変わることです。
【例】友人のお母様が亡くなられた場合
喪主が友人:敬称は「ご母堂様」
喪主が友人のお父様:敬称は「ご令室様」
葬儀の喪主が誰なのか、故人と喪主の関係は何なのか、よく確認したうえで敬称を選択しましょう。
弔電で使用される敬称は、以下のとおりです。
・故人が喪主の「父」
ご尊父様(ごそんぷさま)・お父様(おとうさま)・お父上様(おちちうえさま)
・故人が喪主の「母」
ご母堂様(ごぼどうさま)・お母様(おかあさま)・お母上様(おははうえさま)
・故人が喪主の「義父」
ご岳父様(ごがくふさま)・ご外父様(ごがいふさま)・お舅様(おしゅうとさま)
・故人が喪主の「義母」
ご岳母様(ごがくぼさま)・ご外母様(ごがいぼさま)・お姑様(おしゅうとめさま)
・故人が喪主の「夫」
ご主人様(ごしゅじんさま)・旦那様(だんなさま)・ご夫君さま(ごふくんさま)
・故人が喪主の「妻」
ご令室様(ごれいしつさま)・ご令閨様(ごれいけいさま)・奥様(おくさま)
・故人が喪主の「祖父」
ご祖父様(ごそふさま)・お祖父様(おじいさま)
・故人が喪主の「祖母」
ご祖母様(ごそぼさま)・お祖母様(おばあさま)
・故人が喪主の「息子」
ご令息様(ごれいそくさま)・ご子息様(ごしそくさま)
・故人が喪主の「娘」
ご令嬢様(ごれいじょうさま)・ご息女様(ごそくじょさま)・お嬢様(おじょうさま)
・故人が喪主の「兄」
ご令兄様(ごれいけいさま)・兄上様(あにうえさま)・お兄様(おにいさま)
・故人が喪主の「弟」
ご令弟様(ごれいていさま)・弟様(おとうとさま)・ご弟様(ごおとうとさま)
・故人が喪主の「姉」
ご令姉様(ごれいしさま)・姉上様(あねうえさま)・お姉様(おねえさま)
・故人が喪主の「妹」
ご令妹様(ごれいまいさま)・妹様(いもうとさま)・お妹様(おいもうとさま)
・故人が喪主の「伯父(父母の兄)」
伯父様(おじさま)・伯父上様(おじうえさま)・ご令伯(ごれいはく)
・故人が喪主の「叔父(父母の弟)」
叔父様(おじさま)・ご令淑(ごれいしゅく)
・故人が喪主の「伯母(父母の姉)」
伯母様(おばさま)・伯母上様(おばうえさま)・ご令伯(ごれいはく)
・故人が喪主の「叔母(父母の妹)」
叔母様(おばさま)・ご令淑(ごれいしゅく)
■弔電でよく使う表現の意味・読み方を正しく把握する
葬儀関連の言葉には、普段は使わないものがたくさんあります。いざというときに迷わないように、弔電でよく使われる漢字・敬称の読み方をマナーとして覚えておきましょう。弔電を送るときに、葬儀の日程が間近に迫っていて、慌てて用意する方もいるのではないでしょうか。低価格で即日配送のe-denpoなら、すぐに送りたいときでも安心です。
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