お別れの会・偲ぶ会に弔電を送ってよい?お悔やみの手紙のマナー・文例も紹介
#お悔やみ・葬儀・法事・法要
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今回は、お別れの会・偲ぶ会に参加できない場合に弔電を送ってもよいのか、お悔やみの手紙についても触れながら説明します。どうするべきか迷っている方、弔意を伝える方法を知りたい方は、ぜひご一読ください。
■お別れの会(偲ぶ会)とは
お別れの会(偲ぶ会)とは、葬儀や火葬式を身内のみで行ったあと、故人を偲ぶために行われる会のことです。故人とのお別れの場として、生前にかかわりがあった方、親しかった方が集まります。葬儀は厳粛な形で行われるのが一般的ですが、お別れの会には決まった形式がありません。食事をしながら故人の思い出を語り合う、故人が好きだった趣味のイベントを開催するなど、自由なスタイルで企画できます。
参加する際の服装も、葬儀のように喪服ではなく、平服を指定されることが多いでしょう。
◇お別れの会はいつ行われる?
お別れの会が行われるタイミングにも、特別な決まりはありません。四十九日の前後、一周忌の際、亡くなってから5年・10年の節目など、タイミングもさまざまです。
また、同窓会など、故人と親しかった方が集まるタイミングで行うケースも少なくありません。
なかには周囲の方に感謝の気持ちを伝えるために、生前にお別れの会を行うこともあります。お別れの会は故人を偲ぶために行われる会ですので、自由なタイミングで行えます。
■お別れの会で弔電を送ることはできる?
弔電とは本来、お通夜や葬儀に参列できないときに、弔意を速やかに伝える手段として急遽用意するものです。そのため、日程に余裕があるお別れの会では、弔電を送るのではなく、当日参加できない旨を事前に伝えるのが望ましいでしょう。一方で、通常の葬儀をお別れの会・偲ぶ会と称して行うケースもあります。このような場合は、通常の葬儀と同じように弔電を送ることができます。
お別れの会の案内を受けたときは、故人が亡くなられた日を念のため確認しましょう。
故人が亡くなられた日とお別れの会の日程が近い場合は、通常の葬儀と同じ扱いになるかもしれません。一般的なお別れの会であるのか、通常の葬儀として行われるのかを適切に判断する必要があります。
■お別れの会に参列できない場合に送る、お悔やみの手紙のマナー
都合上、お別れの会に参加できないときは、弔電ではなくお悔やみの手紙を用意しましょう。ここからは、お別れの会に欠席する際に送る、お悔やみの手紙のマナーについて詳しく解説します。◇封筒・便箋の種類
お悔やみの手紙で使用する封筒・便箋は、白無地または落ち着いたデザインのものを選びましょう。弔電の場合は、刺繍・押し花入りの凝ったデザインも多々ありますが、お悔やみの手紙はシンプルなものが望ましいです。
◇手紙の宛先
お悔やみの手紙は、亡くなられた方のご遺族に送ります。お別れの会の主催者がご遺族ではない場合、主催者宛に送ることがないように注意が必要です。
宛先が明確にわからないときは、「〇〇家 ご遺族様」という書き方をするとよいでしょう。
◇文章の構成
お悔やみの手紙には、通常の手紙のような頭語(拝啓~など)や時候の挨拶を入れる必要はありません。お別れの会に参加できないことへのお詫び、ご遺族に対するお慰めなどを簡潔に文章に盛り込みましょう。
◇ふさわしくない言葉
お悔やみの手紙はある程度自由に文章を作ることができますが、弔電と同じような注意点があります。以下のような言葉は、お悔やみの手紙では使用しないようにしましょう。
・忌み言葉: 再び、引き続き、次に、追って
・重ね言葉:次々、重ね重ね、いよいよ、またまた、ますます、いろいろ、度々
・縁起が悪い言葉:浮かばれない、落ちる、消える、四(死)、九(苦)
・生死を直接的に表現する言葉:死ぬ、生きていた、急死
ご遺族が触れてほしくない言葉、不幸を連想させる言葉は、弔電やお悔やみの手紙にはふさわしくないとされます。とはいえ、使えない言葉がかなり多いため、文章作成に悩む方も多いかもしれません。
そこで、以下のように上手に言葉を言い換えましょう。
【言い換えの例】
・再び→今一度
・引き続き→これからも
・いろいろ→さらに、多くの
・ますます→もっと、一段と
・次々→たくさん
・死ぬ→ご逝去
・生きていた→ご生前
・急死→急逝
なお、お悔やみの手紙を送る際には、故人の宗教にも配慮したいところです。例えば仏教では「ご冥福をお祈りいたします」といった言葉を使用しますが、キリスト教の場合はこのような言葉を使用しません。また、同じ宗教内でも宗派によって適切な言葉が変わる点に注意しましょう。
■【関係性別】お悔やみの手紙の文例
ここではお悔やみの手紙の文例を会社の取引先、友人・知人のご遺族の2パターンに分けて紹介します。文章が思い浮かばないとき、どのように書くべきか悩んだときには、以下の文例をぜひ参考にしてください。◇会社の取引先に送る文例
貴社〇〇部〇〇課 〇〇様のご逝去に際し 心よりお悔やみ申し上げます
〇〇様がお元気だった頃には 大変お世話になりました
突然の悲しいお知らせに 弊社の社員一同 言葉もありません
本来であればお別れの会に出席すべきところ 遠方のため伺うことができず大変恐縮です
略儀ながら書中をもちまして 哀悼の意をお伝え申し上げます
社員の皆様が力を合わせて この度のご不幸を乗り越えられることをお祈り申し上げます
◇友人・知人のご遺族に送る文例
〇〇君のご逝去の報に接し 心よりご冥福をお祈りいたします
あの笑顔を見ることがかなわないと思うと 寂しさで心がいっぱいになります
本来ならお別れの会に出席して 直接ご挨拶をすべきところ
やむを得ない事情によりお見送りができず 申し訳ございません
ご家族の皆様のお悲しみはいかばかりかと存じますが
どうかお力落としなさいませんように 心よりお祈り申し上げます
■お別れの会にふさわしい、お悔やみの手紙で弔意を伝える
お別れの会では一般的に、弔電を送る必要はありません。お別れの会に参加できないときは、代わりにお悔やみの手紙を送りましょう。通常の葬儀をお別れの会として行う場合は、弔電を手配しても問題ありません。ご遺族の方々の気持ちをお慰めするため、弔電と供花の両方を用意するのもよいでしょう。
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