目次

■敬称の使い方│故人が喪主の息子・娘の場合

■ご子息・ご令嬢を亡くした方への弔電の送り方

■ご子息・ご令嬢を亡くした方に送る弔電文例15選

■ご子息・ご令嬢を亡くした方の心に寄り添って

ご子息・ご令嬢を亡くした方から訃報の連絡を受けた際、どのようにして弔電を送ればよいのでしょうか。電報の手配に慣れていないうちは、言葉遣いや送り方について迷ってしまうものです。

そこで今回は、弔電での敬称の使い方、贈り方など知っておきたい内容をまとめました。もしものときに適切な対応ができるよう、基本的なマナーをしっかりと覚えておきましょう。弔電の文章作成に役立つ文例も紹介していますので、ぜひご活用ください。

■敬称の使い方│故人が喪主の息子・娘の場合

弔電を注文する際に気を付けたいのが、敬称の使い方です。基本的には、弔電の受取人（喪主）と故人の関係性によって、敬称を使い分けます。故人が喪主の息子・娘の場合、用いる敬称は以下のとおりです。

・喪主の息子が亡くなった場合：ご令息様、ご子息様
・喪主の娘が亡くなった場合：ご令嬢様、ご息女様、お嬢様

亡くなった方の父母が喪主とは限らないため、その点も確認しておきましょう。わからない場合は、文章内に敬称をあえて入れないのも一つの方法です。

その他の敬称については、以下の記事で解説しています。

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弔電でよく見られる表現・文言の読み方、意味を全解説

■ご子息・ご令嬢を亡くした方への弔電の送り方

続いては、弔電を手配するタイミング、宛名や差出人名のルール、文章作成のコツについて見ていきましょう。

◇弔電を手配するタイミング
弔電は訃報を受けた直後に手配しますが、到着のタイミングに配慮が必要です。お通夜まで、または葬儀・告別式の数時間前までに届けるようにします。

注文自体は早めに済ませたいところですが、あまりに到着が早すぎるのもよくありません。例えば、お通夜や葬儀・告別式の開始が遅いと、葬儀会場で受け取ってもらえない場合があります。

訃報を知ったのが遅かった場合は、すぐに電報サービスの受付時間を確認しましょう。電報サービスによっては、式の当日に注文しても間に合う場合があります。

関連記事:
弔電が間に合わないときはどうする？当日配送可能な電報サービスも紹介

◇宛名・差出人名に関するルール
弔電の宛名には、喪主のフルネームを記載しましょう。葬儀会場では、複数の葬儀が行われている場合があるからです。喪主名を正しく記載することで、どの葬儀に送られた弔電なのかがわかりやすくなります。

喪主名が不明なときは、葬儀会場に念のため確認しておくと間違いがありません。確認できないときは、「○○家 ご遺族様」のように記載するとわかりやすいのでおすすめです。

差出人名には、送り主のフルネームを記載します。所属していた団体（会社、学校、部活など）があれば、その名称も併記しましょう。

弔電を複数名から送る場合は、名前を年齢や立場順に並べて、連名の形式で記載します。人数が4名以上なら、「○○一同」のように書くとよいでしょう。

差出人や住所の詳しい書き方、連名で書く際のポイントについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:
弔電の差出人・住所の書き方とは？連名で出す場合などパターン別に紹介
弔電は連名で送ってもよい？4つの注意点とふさわしい電報一覧を紹介

◇文章作成のマナー
弔電の文章を書く際には、使用できない言葉（忌み言葉）のマナーを確認しておきましょう。忌み言葉の難しいところは、日常的に使われている言葉のなかにも、お悔やみの場にふさわしくない言葉がたくさんある点です。

忌み言葉の例


弔電の文章を作る際は、忌み言葉の種類をひと通り確認しておかなくてはなりません。確認する時間がないときは、弔電文例をそのまま活用しましょう。

その他の弔電文例を見る

■ご子息・ご令嬢を亡くした方に送る弔電文例15選

ご子息・ご令嬢を亡くした方に弔電を送るときは、以下の文章をご活用ください。

なお、「ご子息様」の代わりに「ご令息様」、「ご令嬢様」の代わりに「ご息女様」「お嬢様」を使ってもかまいません。

◇弔電文例│亡くなったのがご子息の場合
ご子息様のご逝去の報に接し 悲しみにたえません
ご両親様のお悲しみをお察し申し上げますとともに
謹んでご冥福をお祈り致します

ご子息様の突然の悲報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
すぐにでもお慰めに駆け付けるべきところ 遠方のため叶わず 残念でなりません
遥かな地より ご冥福をお祈り申し上げます

ご子息様のご逝去を悼み 謹んでお悔やみ申し上げます
これからというときの旅立ちに 胸が痛むばかりです
心からご冥福をお祈り致します

ご子息様のご逝去に 深く哀悼の意を表します
ご両親のお嘆きははかりしれないものとお察し致します
謹んでお悔やみ申し上げますとともに 心よりご冥福をお祈り致します

ご子息様の急逝の報に接し 大変驚いております
人を思いやる優しい心 素晴らしい笑顔が思い出され 涙があふれます
故人のご冥福をお祈り致します

ご子息様の悲報を知り 驚きを禁じ得ません
ご家族様のご傷心を思うと 悲しみにたえません
心よりご冥福をお祈り致します

ご子息様のご逝去の報に接し 心より哀悼の意を表します
あまりに早すぎる悲報に お慰めの言葉も見つかりません
ご両親様の深い悲しみをお察し申し上げますとともに
謹んでご冥福をお祈り申し上げます

ご子息様のご急逝の報に接し 衷心よりお悔やみ申し上げます
ご遺族様のご心情いかばかりかとお察し致します
心よりご冥福をお祈り致します

◇弔電文例│亡くなったのがご令嬢の場合
ご令嬢様のご逝去を悼み 謹んでお悔やみ申し上げます
運命というにはあまりにも短い生涯に 胸を痛めております
謹んでご冥福をお祈り申し上げます

ご令嬢様の突然の悲報に接し 愕然としております
部活動を頑張っている姿を思い出しますと 涙がこぼれます
ご家族様の無念さをお察し致しますとともに
心からご冥福をお祈り致します

ご令嬢様のご逝去を悼み 謹んでご冥福をお祈り致します
前途洋々たる未来を思うと ご無念のお気持ちはいかばかりかとお察し致します
どうかご自愛くださいませ

最愛のご令嬢様の突然の悲報に ただ驚くばかりです
在りし日のお姿を偲びつつ 遥かな地よりご冥福をお祈り申し上げます

ご令嬢様の悲しいお知らせに 信じられない思いでいっぱいです
あの笑顔にもうお会いできないと考えると 残念でなりません
どうか穏やかな旅立ちでありますように

ご令嬢様ご逝去の悲報を受け 呆然としております
すぐにでも参上すべきところ お別れに伺うことができず残念です
安らかな旅立ちでありますよう 心よりお祈り致します

突然のご逝去の報に接し 驚愕致しております
ご家族様のお力落としを思うと お慰めする言葉が見つかりません
ご令嬢様の安らかなるご永眠を 心よりお祈り申し上げます

■ご子息・ご令嬢を亡くした方の心に寄り添って

弔電を手配する際は、「ご子息」や「ご令嬢」など正しい敬称を使いましょう。弔電を届ける日時、宛名や差出人名、文章作成に関するルールを確認して、ご遺族に対して失礼のない対応をすることが大切です。

弔電の文章を作成する際は、ご遺族の方の悲しみに寄り添うことを意識しましょう。何を書けばよいのか迷ったときは、今回紹介した弔電文例をそのまま使うか、アレンジして使ってみてください。

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