英語で弔電を送る際の文例とは?送付時の注意点や最適な弔電も紹介
#お悔やみ・葬儀・法事・法要
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今回の記事では、突然の訃報にも慌てず、スマートに対応できるよう、お悔やみの気持ちを伝える英語の定番表現を紹介します。また、お悔やみを伝える方法や注意点、英語で弔電を送る際の文例なども併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
■お悔やみの気持ちを伝える、英語の定番表現
突然の訃報を受けた際には、何といえばよいのかわからず、言葉に詰まってしまうことも多いものです。日本語で話すときですら言葉に詰まるのに、英語で訃報を受けたとなれば、咄嗟に言葉が出てこないことも十分に予想できます。そこで、いざというときにも慌てず対応できるように、お悔やみの気持ちを伝える定番の英語表現を押さえておきましょう。
I'm so sorry.(とても残念に思います)
最も使いやすい定番の表現で、電話で訃報を受けた際にも使えます。このフレーズに少し足して、次のような表現も可能です。
I'm so sorry for your loss.(訃報に接し、とても残念に思います)
「for your loss」を加えることで、ご家族や同僚など故人の死を悼んでいることを明確に伝えられます。
I don't know what to say.(何といえばよいのかわかりません。)
親しい人を亡くした相手に対して、「言葉にできないほどの出来事」という意味合いで、このように声をかけることもできます。
My condolences to you and your family.(ご家族の皆様にお悔やみ申し上げます)
「お悔やみ」「哀悼」の意味を持つcondolenceは、フォーマルな場でも使われる言葉なので、覚えておくと葬儀の場や弔電を送る際にも役立ちます。
なお、condolenceと同様にフォーマルな場で使われる言葉としては、「同情、悔やみ、弔慰」などの意味を持つsympathyがあります。
最も使いやすいsorryは、condolenceやsympathyよりもややカジュアルな表現になるため、フォーマルな場ではcondolenceやsympathyを使うようにしましょう。
■英語でお悔やみを伝える4つの方法
取引先の方の訃報を受けた場合には、弔電を送るのが一般的なマナーです。しかし相手との関係性や、海外にいるのか日本にいるのかによっても、お悔やみを伝える方法は異なります。 本章では、突然の訃報に際して、お悔やみを伝えるおもな方法について紹介します。◇弔電を送る
生前、特別な関係だった方や、仕事上で密接な付き合いのあった方には、弔電を送るのが望ましいとされています。
亡くなった方の勤務先が日本国内にある場合や、ご遺族が日本国内にいる場合であれば、最もフォーマルで弔意が伝わるこの方法がおすすめです。
なお、e-denpoでは弔電と一緒に供花も送れることを覚えておくと、いざというときに慌てず手配できます。
◇口頭でお悔やみを伝える
電話で訃報を受けた場合や、メールで連絡を受けたけれど相手の自宅やご遺族の電話番号を知っている親しい間柄である場合などは、口頭でお悔やみを伝えます。すぐ駆けつけることができる場合も、まずは口頭でお悔やみを伝えるのがベストです。
なお、葬儀や告別式に参列したい場合は、お悔やみを伝えたあとにご遺族に確認してください。参列してもよい場合は、場所や日時などを確かめたうえで開始時間に遅れないように伺いましょう。
◇メッセージカードを送る
比較的親しい相手や、仕事などで付き合いのあった相手が亡くなったけれど、すぐに訪問することは難しい、といった場合には、「コンドレンスカード」、「シンパシーカード」というお悔やみのメッセージカードを検討するのもよいでしょう。日本では馴染みがありませんが、欧米では故人のご遺族にこのようなカードを送る習慣があります。優しい色合いのものが中心で、デザインも豊富です。
◇メールでお悔やみを伝える
ちょっとした知人や、それほど親しくない相手が亡くなった場合、電話や訪問するのが難しければ、メールなどでお悔やみのメッセージを送る方法もあります。
ただし、相手によっては「カジュアルすぎる」「失礼」といった印象を与える場合もあるため注意が必要です。
なお、SNSやブログなどで訃報を知ってメッセージを書き込む際は、ほかの方にも見られることを考慮して、定型句を使ったメッセージにすることをおすすめします。
■英語で弔電を送る際の注意点
日本では、葬儀や告別式、弔電で「忌み言葉」を使うのがマナー違反とされているように、英語でも弔電を送る際に注意したほうがよい言葉があります。◇直接的な表現は使わない
日本では死や苦を連想させるという理由から、数字の四や九が忌み言葉とされているほか、「死」という漢字も避けるべきだとされています。
同じように、英語では直接的に「死」を意味する単語である「die(死ぬ)」や「death(死)」を使わないのがルールです。その代わりに、「pass away(亡くなる)」、「lose(失う、亡くす)」、「be gone(他界した)」などを使いましょう。
◇弔電の定番のフレーズを押さえておく
日本語でも英語でも、弔電に使われる定番のフレーズというものがあります。ビジネスで外国の方とお付き合いがある場合、英語で弔電を送るケースも考えられるため、次のような定番のフレーズを覚えておくとよいでしょう。
In my deepest sympathy.(ご冥福をお祈りします)
Please accept my deepest condolences. (深く哀悼の意を表します)
訃報は、突然届くものです。いざというときに慌てないように、英語で弔意を伝えるときの定番フレーズやマナー、弔電に使えるフォーマルなフレーズなどを、社内マニュアルとしてまとめておくのも一つの方法でしょう。
■英語で送る弔電の文例
英語で弔電を送る場合、どのような文面にすればよいのかわからないという方のために、4パターンの文例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。◇取引先の社長が亡くなった場合
We would like to express our deepest sympathy on the passing of your president(Mr. Smith).
He was a truly great global leader and we are proud to have been his business partners.
Please convey our sincerest condolences to his family and all at (A Corporation.)
貴社社長(スミス様)のご逝去に深く哀悼の意を表します。
彼は真に偉大なグローバル・リーダーで、私たちは彼のビジネス・パートナーであったことを誇りに思います。
ご遺族ならびに(Aコーポレーション)の皆様に、心よりお悔やみ申し上げます。
◇取引先の担当者本人が亡くなった場合
It was a shock to hear the unexpected news of (Ms. Johnson's) passing.
We extend our deepest sympathies to you and her family.
May she rest in peace.
(ジョンソン様)の予期せぬご訃報に驚いております。
ご遺族ならびに貴社の皆様に心からお悔やみを申し上げます。
ご冥福をお祈り致します。
◇同僚の父が亡くなった場合
We are so sorry to hear about the passing of your father.
Rest in peace.
お父様の訃報に接し、私ども一同、心より残念に思いお悔やみを申し上げます。
安らかな眠りにつかれることを祈っております。
◇同僚本人が亡くなった場合
We were deeply shocked and saddened by the news of (Mr. Williams's) passing.
My condolences to you and your family.
(ウィリアム様)のご訃報に、深く驚き悲しんでおります。
ご家族の皆様にお悔やみを申し上げます。
※(○○)は、故人の氏名や会社名に変更してください。
ここで紹介した以外にも、インターネットで検索すれば弔電の文例が見つかりますので、さまざまなケースを想定して文例集を作っておいてもよいでしょう。
■英語で送るのにふさわしい弔電3選
弔電にはさまざまなタイプの台紙が用意されているため、相手との関係性、故人の国の文化や宗教などに合わせて選べます。欧米のお葬式では、おもに白ゆりや菊、バラ、グラジオラス、ピンクのカーネーションなどが使われるため、お悔やみのメッセージカードにも描かれていることが多いようです。
こうした理由から、英語で弔電を送る際は白ゆりや菊の刺繍が施された刺繍電報や、プリザーブドフラワーなどをおすすめします。
刺繍 白ゆり(蝋燭+線香付き)
高貴な印象を与える百合の花束を、銀白色の台紙に丁寧に刺繍した高級感のある刺繍電報です。 こちらの台紙にも、カメヤマローソクと備長炭のお線香がセットで付いています。
■まとめ
英語でお悔やみの気持ちを伝えたり、弔電を送ったりする際には、フォーマルな場にふさわしい表現や、定番として使われる表現を使用し、マナー違反にならないように注意しましょう。英語の定番表現や、弔電に使われるフォーマルな文例などをまとめてマニュアルにしておくと、いざというときに慌てなくて済むためおすすめです。
e-denpoの弔電・お悔やみ電報のラインアップは、以下ページからご確認いただけます。
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なお、e-denpoなら、弔電とともに「供花」も頼めるため、葬儀社へ別途発注する手間が省けて便利です。斎場への確認をはじめ、供花、立札ともに、地域や風習などに合わせて手配しますので、安心しておまかせください。