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藍綬褒章のお祝いで送る祝電のポイントとは?文例や注意点も併せて紹介

#叙勲・褒章・表彰

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日本の褒章の一つに、藍綬褒章(らんじゅほうしょう)というものがあります。社会福祉や公共事業などで功績を残した方に授与される藍綬褒章は、めったに受章できない名誉ある褒章です。そのため、周囲に藍綬褒章を受章された方がいる場合は、祝電で特別なお祝いをすることをおすすめします。

この記事では、藍綬褒章の祝電を作成する際のポイントや文例を紹介します。気持ちのこもった電報で、記念すべき日をともにお祝いしましょう。

■そもそも「藍綬褒章」とは?

なかには、藍綬褒章という言葉を初めて目にする方もいるかもしれません。藍綬褒章とは、国から授与される栄典の一つです。

まずは、藍綬褒章の基本的な知識を身につけましょう。

◇藍綬褒章とは
藍綬褒章とは、社会福祉や公共事業などで功績を残した方、またはその事務に関し勤勉であった方を表彰するために1881年に制定された褒章のことです。藍綬褒章の候補者は、各府省の大臣などが内閣総理大臣に推薦した後、内閣府賞勲局での審査、閣議決定、天皇陛下の御裁可を経て決定されます。

なお、藍綬褒章の候補者は、以下の方法で推薦されます。

1. 通常推薦:都道府県・市町村や関係団体から推薦された方のなかから候補者を選考する
2. 一般推薦:国民が候補者としてふさわしい方を内閣府賞勲局に推薦する

2021年は、462名の方々に藍綬褒章が授与されました。国から授与される非常に名誉な褒章であるため、祝電でお祝いの気持ちを伝えると喜んでもらえるでしょう。

◇褒章・勲章の種類
国家の功労者に授与される名誉ある褒章は、藍綬褒章だけではありません。褒章には数多くの種類があり、それとは別に勲章と呼ばれるものも存在しています。

褒章と勲章の違いは、以下のとおりです。

褒章
産業や学問、芸術などの分野で優れた行いや功労のあった方に授与されます。藍綬褒章のほかにも、以下のような褒章があります。

・紅綬褒章:自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方
・緑綬褒章:ボランティア活動に従事し、顕著な実績を挙げた方
・黄綬褒章:農業、商業、工業などで模範となる技術や事績を有する方
・紫綬褒章:科学技術や学術、スポーツ、芸術分野などで優れた業績を挙げた方
・紺綬褒章:公益のために私財を寄附した方
・褒状:褒章を授与される方が団体などである場合
・飾版:すでに褒章を授与された方に、さらに同種の褒章を授与する場合

勲章
長年にわたり国家や公共に功労があった70歳以上または55歳以上の方に授与されます。勲章には、以下のようなものがあります。

・文化勲章:文化の発達に特に顕著な功績を残した方
・旭日章:国家または公共に対し功労のある方で、顕著な功績を挙げた方
・瑞宝章:国家または公共に対し功労のある方で、公務などで成績を挙げた方
・大勲位菊花章:より優れた功労のある方

このように、各褒章・勲章の対象者や評価する内容は異なります。それぞれの意味合いを知ると、受章者へのメッセージに込めるお祝いの気持ちが、より深まることでしょう。

■藍綬褒章を受けた方に祝電を送る際のポイント

ここからは、藍綬褒章の受章者に祝電を手配するときのポイントを紹介します。お祝いの気持ちをしっかりと伝えるためにも、紹介する3つのポイントを意識してみてください。

◇早めのタイミングで祝電を手配する
褒章は年に2回、4月29日と11月3日付けで授与されます。受章者の発表後は、お祝いの電報や電話が混み合って慌ただしくなると予想されるため、受章を知ったら早めに送るとよいでしょう。

忙しくなる前にお祝いできれば、相手の負担を減らせます。ただし、電報の手配を急ぐあまり、配送先や宛名を間違えてしまわないように注意しましょう。

◇祝電の送り先を確認する
褒章は、企業ではなく個人としての受章が多いため、祝電は自宅へ送ることが一般的です。自宅がわからない場合は、勤務先や祝賀会の会場に送ることが多いのですが、念のため本人に希望の送り先を確認しておくと、行き違いを防げます。

電報の送り先はもちろん、受け取り可能な日程も確認しておくと親切でしょう。特に会場へ送る際は、「その会場で受け取り可能か」「何時であればスムーズに受け取れるのか」について聞いておくと安心です。

◇贈り物を添えるとより気持ちが伝わる
褒章はなかなか受章できない、いわば一生ものの名誉です。したがって、特別な贈り物を添えてお祝いの気持ちを伝えてもよいでしょう。

直接お祝いに行く機会がある方なら、そのときに酒類や花束などを持参すれば問題ありません。しかし、直接の訪問が難しい場合は、ギフト付きの祝電を活用することがおすすめです。花束やバルーンなどと一緒に送れる電報であれば、より喜びを分かち合えます。

■藍綬褒章を受けた方に送る祝電の文例

藍綬褒章を受章された方に電報を送りたいと思っても、どのように気持ちを伝えればよいかわからず、メッセージを作成する際に戸惑ってしまう方も多いかもしれません。

ここでは電報を送る際の文例について紹介します。文例を参考に、ご自身と受章者の関係性に合わせてメッセージをアレンジしてみてください。

◇シンプルな文例
この度は褒章の栄に浴され 誠におめでとうございます
これも 〇〇様が全身全霊をかけて△△の発展に尽力された賜物かと存じます
心よりお慶び申し上げますとともに
今後もますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げます

ご受章 誠におめでとうございます
弟子一同 心より祝辞を申し上げます
〇〇先生のご功績が認められたことは われわれにとっても大いなる喜びです
ご健康に留意されますとともに 今後もご活躍されますよう 心よりお祈り申し上げます

◇一般的な文例
新緑の若葉が輝くこの季節の受章 謹んでお慶び申し上げます
〇〇さんの努力を知っているからこそ
長年のご功績が認められ栄えある受章をされたこと
親戚一同 心から喜ばしく思っております
今度集まったときに あらためてみんなで乾杯しましょうね
これからもご自愛のうえ、ますますお力を発揮されますようお祈り申し上げます

輝かしいご受章 誠におめでとうございます
このうえない栄誉と心よりお慶び申し上げます
この度の吉報を受け 日頃の努力が大切だということを諭されたような気がしました
〇〇様を手本に 私もよりいっそう研鑽に励みたいと考えております
雲の上の人になってしまわず これからも親しい友人でいてください
長年にわたる努力に心から拍手を送ります

■藍綬褒章を受けた方に送る祝電の注意点
藍綬褒章を受けた方に祝電を送るときは、誤字脱字に注意しましょう。電報サービスにメッセージを印刷してもらう際はそこまで心配はいりませんが、手書きメッセージを添える場合などには注意が必要です。

「藍綬褒章」は文字が難しく字を間違えやすいため、書くときは十分に気を付けましょう。また、「受賞」ではなく「受章」である点に留意してください。

祝電を送る際に、章の名前や受章者の氏名、勤務先の名称などを間違えるのは、大変失礼です。せっかくのお祝いの連絡で相手を不快にさせることがないよう、記載ミスがないかどうか、繰り返し確認することをおすすめします。

■藍綬褒章には祝電で気持ちを伝えましょう

国から授与される藍綬褒章は、非常に光栄な褒章です。めったに授与されることがないため、祝電でとびきりのお祝いの気持ちを伝えることがおすすめです。

藍綬褒章を受けた方に祝電を送る際には、手配のタイミングや送り先、誤字脱字などに注意したうえで、ギフト付き祝電なども活用して、おめでたい日を鮮やかに彩りましょう。

e-denpoでは、藍綬褒章のお祝いにぴったりのギフト付き祝電を多数取りそろえています。気持ちが伝わる祝電なら、e-denpoにご相談ください。

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